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乳癌が治る確率とは?

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ここでは、「乳癌が治る確率」
についてお話します。

 

乳癌は、一般的に早期に発見され
適切な治療がなされれば

 

治る見込みの高い癌の
一つと言われています。

 

そうはいっても、
乳癌と診断されてしまったら

 

誰しもが、治る確率は
どれくらいかが気になるでしょう。

 

今回は、乳癌が治る確率に
関するお話をします。

 

乳癌の進行

 

乳癌は、乳房にある乳腺
という組織にできます。

 

乳腺は、乳腺葉というものが
集まって形成されています。

 

乳腺葉は、母乳を作る小葉と、
母乳を乳頭まで運ぶ
乳管から成りたちます。

 

乳癌の多くは乳管内にできます。

 

乳癌が乳管や小葉にとどまっている
段階では、非浸潤癌といって
早期癌に分類されます。

 

その癌は、やがて増殖して
乳管周辺の組織に広がっていきます。

 

この段階になると浸潤癌の状態となり、
血管内やリンパ管内に

 

癌細胞が侵入し、
身体中に広がりを見せていきます。

 

乳癌の場合、最初に発生した
側の乳房の近くにある
脇のリンパ節へと広がっていきます。

 

それが更に広がると、
脇以外へのリンパ節の腫れや、

 

乳房以外への臓器への転移を
引き起こしていきます。

 

乳癌が治る確率とステージ分類

 

乳癌が「治った」と考える場合に、
いくつかの統計上の指標があります。

 

ここでは、

 

「5年無再発生存率」

 

のデータを基に説明します。

 

これは、最初の手術で癌を切除した人が、
その後5年間再発することなく
生存している人の割合です。

 

そのため、遠隔転移のあるステージ4は
診断時の手術は適応外という理由から
データにはありません。

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ステージ0:96.3%

 

ステージ1;92.2%

 

ステージ2:81.6%

 

ステージ3:58.4%

 

この結果から言えることは、
やはり早期癌に分類される

 

ステージ0と1は完治する人の
割合が多いということです。

 

治療が終わっても経過観察が必要

 

乳癌は、手術が終わっても
その後最低5年間は
経過観察が必要です。

 

それでも再発をしてしまうのは
どんな場合があるでしょうか。

 

1.最初の治療の時点で目に
見えない癌細胞が残っていた場合

 

初期の診断時に

 

「リンパ節に転移がない」

 

と診断されていたとします。

 

しかし実際には、触れる
大きさでないどころか、

 

画像検査ですらわからない
レベルで癌細胞が存在
している場合があります。

 

その場合は、その後時間を
かけて癌細胞を増殖させていきます。

 

2.元々乳癌になりやすい
リスクがある場合

 

乳癌患者のうち一部の人は、
乳癌になりやすい
遺伝子を持っています。

 

この場合、初回の手術で
癌が取り切れていても

 

その後にまた新しい
乳癌ができてしまうのです。

 

このような場合、最初の治療から
10年後に再び
乳癌になることもあります。

 

乳癌は、完全に治ったと
言えるまで長い年月を要する病気です。

 

しかしながら、
初期治療の段階で早期であるほど
完治の可能性は高いのです。

 

定期的に検査を受けることは
やはり重要なことと言えます。

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