MENU

乳がんが5ミリの時とは?

スポンサーリンク

ここでは、「乳がんが5ミリの時」
についてお話します。

 

 

乳がんと診断された際に、担当医師より
腫瘍の大きさについて
告げられることがあると思います。

 

しかし、実際には大きさを告げられても
それがどれくらいの進行状況であるのか、

 

どのように治療していくのかについては
ピンとこないものですよね。

 

今回は大きさが5ミリほどの
乳がんについてご紹介します。

 

5ミリ大の乳がんはどれくらい
進行しているのか?

 

まず、5ミリ大の乳がんとは
自分で乳房を触って違和感を

 

感じることができる
最小の大きさと言われています。

 

5ミリ以下の大きさの乳がんは
乳房に触れても気が付くことが
できないことが多いのです。

 

5ミリ大の大きさの時点で
乳がんとわかった場合、
非常に初期状態であり、

 

0〜4まである乳がんの進行ステージでは
0期と診断されます。

 

0期の乳がんとは、がん細胞が発生した
乳腺の中にとどまっており、
かなり初期の状態ということです。

 

周囲の組織に浸潤していない
状態であることから

 

「非浸潤がん」

 

とも呼ばれます。

 

この時期に発見できた場合には
早期治療が可能になるため
予後はかなりよいとされています。

 

5ミリほどのしこりはどのようにして
乳がんと診断されるのか?

 

触診で5ミリほどのしこりが
見つかった場合には
しこりに針をさして組織を採取する

 

針生検や乳房にメスを入れて
組織を採取する切開生検などを
行って診断することが多いです。

 

もちろん、生検検査の他に
マンモグラフィーや
乳腺エコーも行います。

スポンサーリンク

生検検査の傷口は1か月程度で
目立たなくなります。

 

5ミリほどの乳がんの治療方法は?

 

前述したとおり、
5ミリ大の乳がんは初期状態で
ステージ0と呼ばれています。

 

ステージ0の乳がんの治療は
乳房温存術または乳房切除術の
手術治療となります。

 

リンパ節への転移がないかを調べるために
センチネルリンパ節生検という生検検査も
行う場合があります。

 

術後は薬物療法や放射線治療を
行うこともありますが
比較的早期に退院できます。

 

入院治療期間は4〜10日ほどで
予後はかなり良好となります。

 

5ミリ大のしこりに気が付いたら

 

乳房に触れて違和感を感じたらすぐに
乳腺外科や婦人科を受診しましょう。

 

ただ、しこりがあるからと言って必ずしも
乳がんであるとは限りません。

 

20代から30代の場合には
5ミリほどのしこりだと繊維線種という
良性腫瘍である可能性もあります。

 

繊維線種は40代以降では
新たなものはできませんし、

 

若い方でも、必ずしも
繊維線種であるとはいえません。

 

放置しておくと早期治療の
機会を逃すことになります。

 

組織の生検検査をする場合には
5ミリという大きさは決して
小さい大きさではありません。

 

「5ミリほどのしこりでは
小さすぎて判断できない」

 

などと言われた場合には
違う病院に行って
相談したほうがよいでしょう。

 

乳がんは発見が早いほど
治療の選択肢も多く
予後も良好な場合が多いです。

 

放置しておくと大変なことになりますので
小さな異変でも受診をすることをお勧めします。

スポンサーリンク