MENU

乳癌で骨に転移の生存率とは?

スポンサーリンク

ここでは、「乳癌で骨に転移の生存率」
についてお話します。

 

乳癌は転移しやすい癌として
よく知られており、

 

乳癌の転移は脳や骨に
起こりやすいとされています。

 

乳癌の初期は痛みがなく、
早期発見するためには乳房の自己触診や

 

乳癌検診を受診していないと難しいですが、
早期発見による予後は他の癌よりも
よいことが知られています。

 

ですが、原発巣を手術などで切除しても
その何年も後から、
転移巣が見つかることもあります。

 

乳癌の骨転移の予後については

 

乳癌 骨転移 予後

 

で、ご紹介しています。

 

今回は乳癌の骨転移があった場合の
生存率はどれくらいなのか
ご紹介していきます。

 

乳癌の生存率とは?

 

癌患者への生命予後の説明の際に
使われる生存率という言葉は

 

5年生存率という意味で
使用される場合がほとんどです。

 

5年生存率には5年実測生存率と
5年相対生存率、
5年無再発生存率の3つがあります。

 

・5年実測生存率

 

5年実測生存率とは
乳癌の治療を開始してから

 

5年後に生存している人の割合を示す
5年生存率のことです。

 

癌治療を始めてから
5年後に再発していても

 

していなくても生存さえしていれば、
生存している人として数えられます。

 

乳癌の治療を開始した時の
進行ステージによって
5年実測生存率は異なります。

 

乳癌の5年実測生存率は

 

ステージ1では約97%
ステージ2では約92%

 

ステージ3では約77%
ステージ4では約32%

 

となります。

 

・5年相対生存率

 

5年相対生存率とは癌治療を
始めた人の中で5年後に
生存している人と

 

日本人全体の性別と年齢が同じ人の
5年後の生存率を比較した
割合を示します。

 

5年相対生存率も
ステージによって異なります。

スポンサーリンク

乳癌の5年相対生存率は

 

ステージ1では99%
ステージ2では95%

 

ステージ3では79%
ステージ4では33%

 

となります。

 

・5年無再発生存率

 

最初の手術で癌がすべて
切除されている人が

 

その後5年間再発することなく
生存している割合を示します。

 

ステージ4は癌がすべて
切除できないステージになりますので
この指標にステージ4は含まれません。

 

乳癌の5年無再発生存率は

 

ステージ0で96%
ステージ1で92%

 

ステージ2で82%
ステージ3で58%

 

となります。

 

ステージ0と1では生存率がとても高く、
乳癌の早期発見がいかに大切かを
示している統計といえます。

 

乳癌が骨転移した場合の生存率

 

乳癌は骨に転移しやすい癌です。

 

骨に転移した癌は、
他の臓器に転移するよりも進行が遅く、

 

また直接命にかかわるわけでは
ないため生命予後は比較的長いです。

 

しかし、骨が弱くなってしまうため、
骨折が起きやすくなったり、

 

強い痛みが現れてしまうため
生活の質は著しく低下します。

 

骨転移は手術での治療が難しいため
抗がん剤治療やホルモン治療が
選択されます。

 

痛みが強くなると
放射線治療を行います。

 

放射線治療を始めると比較的多くの
患者さんが骨の修復に至り、
回復は良好とされます。

 

しかし、年齢や進行状況に
よっては骨の回復が難しく、

 

寝たきりになってしまう
場合もあります。

 

乳癌の骨転移は直接生存率に
かかわることはまずありません。

 

しかし、体を自由に
動かすことができなくなるため
生活の質が大きく低下し、

 

身体的にも精神的にも
苦痛は大きくなるでしょう。

 

骨転移も早期発見が大切になります。

 

定期的な受診を欠かさないようにしましょう。

スポンサーリンク