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乳癌が骨転移の予後とは?

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ここでは、「乳癌が骨転移の予後」
についてお話します。

 

乳癌は転移しやすい癌
として知られています。

 

転移しやすい部位としては
脳や肝臓などが知られていますが

 

乳癌は骨に転移することも
あるということをご存知ですか?

 

今回は乳癌が骨に転移した場合の
予後がどれくらいなのか、
乳癌の骨転移についてご紹介します。

 

骨転移はどのようにして発覚するのか?

 

乳癌は原発巣を手術によって切除して
しばらくたってから骨転移が
見つかることがあります。

 

一度癌と診断されたら、
治療をして原発巣が治癒しても
定期的な受診が必要になります。

 

乳癌の場合には、
その定期健診で骨転移が
見つかる場合が多いです。

 

腫瘍マーカーの検査を行い、
数値が上昇している場合に

 

どこに病変が生じているのか、
骨シンチグラフィー検査、

 

PET検査などを行い、
転移が起こっている部位を特定します。

 

また、乳癌の骨転移は、
体幹部分の骨に生じやすいとされており、

 

背骨や骨盤、両肩、両股関節周囲に
強い痛みを生じることで
発覚することがあります。

 

乳癌の骨転移が起こると
どのような症状がでるのか?

 

乳癌の骨転移は、
溶骨型と造骨型のいずれの
タイプも出現します。

 

一つずつ詳しく見てみましょう。

 

・溶骨型

 

癌細胞が骨を溶かして
弱くしてしまうタイプの骨転移である
溶骨型では、

 

正常の骨をどんどん破壊してしまい、
骨の強度が
みるみるうちに低下していきます。

 

骨折リスクが高まり、少しぶつけたり、
軽く転んだだけで
骨折してしまうこともあります。

 

骨の周りの組織にまで病変が拡大することで
麻痺が生じることもあります。

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・造骨型

 

癌細胞の影響でどんどん骨が作られ、
硬くなっていくタイプの骨転移を
造骨型と呼びます。

 

造骨型の骨転移は溶骨型に
比べて骨の強度は低下しにくく、
骨の外に広がることも稀です。

 

 

乳癌の骨転移の場合、
ほとんどが溶骨型で、

 

次いで多いのが溶骨型と
造骨型の混合型、
造骨型だけが起こることは稀です。

 

造骨型のほうが予後がよいとされています。

 

骨転移が起こると予後はどうなるのか?

 

骨転移の治療法は
どんどん進化してきており、
有効な薬剤の使用が進められてきています。

 

骨転移が起こると、
転移した部位がはれてきて
強い痛みを感じるようになります。

 

また、骨折を起こしやすく、
折れてしまうと非常に治りにくいため

 

骨折部位がよくないと寝たきりに
なってしまうこともあります。

 

生命予後を決定するのは
原発巣の腫瘍であり、

 

転移した骨腫瘍が生命予後を
決定することはほぼありませんが、

 

寝たきりになることによって
生活の質は大きく低下しますし、
自分でできることも限られてしまいます。

 

また、乳癌の原発部分には
痛みは少ないですが、
骨転移が起きると、

 

転移した部分の骨腫瘍が
強く痛むので、痛みによる苦痛は強いです。

 

骨転移の治療方法は?

 

放射線治療で転移巣を
治療することもありますが

 

基本的には疼痛コントロールを
するための薬物治療が中心になります。

 

骨転移が起こると強い痛みを生じますので
日常生活において自分一人でできることが

 

少なくなってしまうため、
周囲の人の協力が不可欠になります。

 

骨転移は早期の発見が難しいですが、
定期的な受診をしていると
検査で発覚することもあります。

 

早期発見のためのポイントは
定期的な受診と、自分の体の異変に

 

いち早く気が付き、それを医師に伝える
ことと言えるでしょう。

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