乳癌が骨転移の余命とは?
ここでは、「乳癌が骨転移の余命」
についてお話します。
乳癌は骨に転移しやすい癌
としても有名ですが、骨に転移した場合の
余命ってどれぐらいなの?
最近では乳癌になる年齢が少しずつ
低年齢化しており、若年性乳癌を
患う人も多くなっています。
若い世代の人が乳癌を患うと進行が速く、
一気に命の危険にまで
陥ってしまうことも少なくありません。
そこで今回は、乳癌で骨に転移した
場合の余命についてまとめてみました。
乳癌が骨に転移!?どんな状況?
乳癌はもともと転移が多い
癌としても知られています。
中でも乳癌を患っている人で、
最初の転移が骨に起きた人は、
全体の約3割をも占めるそうです。
それぐらい乳癌は骨に転移しやすいのです。
2017年には元アナウンサーの女性が
乳癌を告白し、骨や肺に転移が
見つかっていたことなども赤裸々に
ブログに綴られていましたね。
乳癌で骨に転移が起きるということは
、簡単に言えばステージ4の段階で、
言わば末期癌とも呼ばれる状況でもあります。
乳癌で転移が起こる仕組みを簡単に言うと、
癌細胞が血液と一緒に全身に
運ばれている中で血行が悪い場所を見つけ、
そこで癌細胞が増殖を
し始めることで転移に至ります。
転移が骨に起きた場合、
骨はもろくなっていきます。
そのため、普通では何でもないことで
骨折してしまったり、ちょっと体重を
かけただけでも骨折してしまったり
することがあるのです。
骨折すれば当然ながら激痛が走りますよね。
骨に転移が起きが場合には、
その激痛に耐えながら日々の
生活を送ることになるのです。
乳癌が骨に転移した時の余命は?
乳癌が骨に転移してしまった場合の
余命については、進行具合によっても
若干異なってきます。
もちろん転移が広範囲に広がってしまえば、
5年生存率もグンと下がってくるわけです。
しかし、骨に転移しただけでは、
それほどまで5年生存率30%
に影響はありません。
骨に転移するよりも脳や肝臓への
転移の方がかなり危険なのです。
そのため、骨に転移したからと言って
「余命はあと少ししかない!」
なんて考える必要はありません。
まずは転移先が広がらないように、
乳癌を進行させないための治療を
進めていくことが大切なのです。
乳癌は骨への転移が起こりやすい
病気でもありますので、骨への転移で
余命が決まってしまうことはありません。
実際に、骨に転移がありながらも乳癌と
うまく付き合いながら長く
生存している人もたくさんいるんですね。
乳癌は比較的進行がゆっくりな
タイプが多いため、現状から悪化
させないことが大切なのです。
このように、乳癌が骨に転移したから
と言って
「余命が残り少ない!」
と断言することはできません。
乳癌の進行を抑える治療を行いながら、
骨への転移に対する治療も
しっかりと行うことが大切です。
骨に転移したぐらいで
「末期癌」
と捉えるよりも、何事にも前向きに
治療に専念することの方が大切なのです。
乳癌と長く共存することができるよう、
担当医の指示に従いながら治療を進めて下さいね。