MENU

乳癌が脇に転移した時とは?

スポンサーリンク

ここでは、「乳癌が脇に転移した時」
についてお話します。

 

乳癌は、芸能人の公表などで
耳にすることも多く
世間の関心の高い病気の1つです。

 

しかし、実際はどんな症状があるのか、
転移とは具体的にどうなるのか
詳しいことは知らない人も多いでしょう。

 

今回は、乳癌の情報の中でも、
脇のリンパ節への転移に
ついてお話をします。

 

乳癌の転移とは

 

癌は一般的に、癌の近くにある
臓器に転移したり

 

血液の流れに乗って癌細胞が移動し、
離れた所にある臓器に転移したりします。

 

癌が一定レベルに進行するまで
自覚症状がないことも多く、

 

転移した場合の症状は、
どこに転移したかによって異なります。

 

乳癌は、乳房の位置の関係から、
近くにある脇(腋窩=えきか、と読みます)の
リンパ節への転移の頻度が高いです。

 

リンパ節とは

 

人間は、体中にリンパ管を持ち、
免疫に関する働きを担当しています。

 

リンパ節とは、リンパ管の
所々にある豆粒大の器官です。

 

中にマクロファージなどが充満しており、
風邪の時などに首のリンパ節が
腫れた経験のある人は多いでしょう。

 

リンパ節のある代表的な部位は、
頸部、腋窩、鼠径部です。

 

リンパ節転移の進行と自覚症状

 

リンパ節への転移の進行と、
本人が自覚する症状は
次のようになります。

 

1.超音波検査などで、
  リンパ節が腫れている
  様子がみられる。

 

  この時は、本人が
  気づくことはありません。

スポンサーリンク

2.医師が触診をすると、
  リンパ節の腫れに気づく。

 

  この段階でもまだ本人には
  自覚症状はありません。

 

3.患者本人が触って
  リンパ節の腫れに気づく。

 

  あくまで触れるのみで、
  他に自覚症状はありません。

 

4.リンパ節の腫れによって、
  痛みや腕の浮腫が出現する。

 

  この段階までいくと、リンパ節も
  ボコボコとした感触になります。

 

リンパ節転移と乳癌のステージ 

 

脇のリンパ節は、
乳癌が真っ先に転移する場所です。

 

脇のリンパ節に転移している場合、
その時点でステージ2以上に分類されます。

 

それ以上はしこりの大きさや
リンパ節転移の状態によって
細かく分類されていきます。

 

ステージ4は遠隔転移のある状態なので、
乳房内や脇のリンパ節転移のみに

 

とどまっていればステージは
2か3になります。

 

ステージ2か3かの差では、
診断後の治療に大きな違いはありません。

 

乳癌は脇のリンパ節に
真っ先に転移するため、

 

病気のステージを決めるうえで
脇のリンパ節転移の状態は
重要な問題です。

 

しかし、自覚症状がなかなか
出現しないため、
自分で発見するのは難しいです。

 

まずは日ごろの定期検診を
しっかり受けることを大切にしましょう。

スポンサーリンク