乳がんステージ3の余命とは？
ここでは、「乳がんステージ3の余命」
についてお話します。
乳がんでステージ３だった場合、
余命はどれぐらい？
ステージ３と聞くと、一般的に末期とも
言われるステージ４に
すぐなってしまうのでは？
と、不安な日々を過ごす人も少なくありません。
そこで今回は、乳がんでステージ３
だった場合の残りの余命について紹介します。
乳がんのステージ３ってどんな状態なの？
乳がんでステージ３と診断された場合、
乳がんとしては比較的進行している
状態だと言えます。
腫瘍が大きくなっていたり、
リンパへの転移も数カ所
見られるような状態です。
ステージ３での治療法も、
基本的にはステージ１や
ステージ２と大差はありません。
手術では
「乳房切除術」
を行います。
簡単に言えば、乳房の
全摘出を行う手術になります。
ステージ３にもなってくると、
乳房温存療法はまず難しいと考えて下さい。
乳房を残すようにすることで、
手術をした後にも癌細胞が乳房に
残っている可能性が高くなりますので、
基本的に全摘出を行います。
手術後も放射線治療や抗がん剤治療などで
治療を進めていくことになります。
乳がんのステージ３での残りの余命は？
でもご紹介させて頂きましたが、
ステージ４まで進行してしまった
乳がんの場合には、５年生存率は
３０％以上となります。
では、ステージ３の場合は
どうなのでしょう？
実はステージ３まで進行した
乳がんの５年生存率は７０％以上と、
これまた非常に高い
生存率を示しています。
他の癌と比べると乳がんは比較的、
予後の良い癌だと言えますね。
しかし、乳がんは早いうちに全身へ
癌細胞が広がりやすい
傾向がありますので、
早期発見が治療の第一歩となります。
なお、乳がんの進行は比較的
ゆっくり進んでいくものが多いため、
手術後でも５年から１０年後に
再発することも多々あります。
そのため、乳がんで治療を
始めた時からの１０年間は、
しっかりと再発防止に
努めることが大切です。
定期的に検診を受けながら、
経過を見ていくことが重要なんですね。
このように乳がんのステージ３でも、
実は意外と５年生存率は高い傾向にあります。
ステージ３と診断されたらすぐにでも
余命の事を気にし始める人も
少なくないのですが、
心にゆとりをもって、少しずつ
治療を進めていくことが大切です。
余命を気にするよりも前に、
この先に待っている楽しいことを
想像しながら、少しでも長生き
できるように治療に専念していきましょう。
乳がんは、決して治らない
病気ではありませんし、乳がんの
治療方法についても年々進歩し続けています。
諦めずに根気よく病気と
向き合う姿勢が大切ですね。