MENU

乳癌で針生検の確率とは?

スポンサーリンク

ここでは、「乳癌で針生検の確率」
についてお話します。

 

乳癌検診ではマンモグラフィ検査や
乳腺エコー検査を行います。

 

乳癌検診で乳癌の疑いがある
とされた場合には乳癌治療が

 

可能な病院での精密検査が
必要となります。

 

病院で行う精密検査の中に
針生検という検査があります。

 

今回は針生検をした場合に
乳癌と診断される確率に
ついてご紹介します。

 

針生検とはどんな検査なのか?

 

乳癌検診で異常が見つかった場合に
行われる精密検査には細胞診と
組織診の2種類があります。

 

・細胞診(FNA)

 

細胞診は検診時に癌が疑われたり、
みつかったしこりが癌であるのか

 

良性腫瘍なのか判別が
つかないときに行われます。

 

しこりに細い注射針を指して
細胞を吸引したり

 

乳頭からの分泌物を採取して
顕微鏡で観察します。

 

検体をとるときにエコーで確認しながら
採取することもあります。

 

麻酔はしないことが多いです。

 

・組織診(針生検、マンモトーム生検、
 外科的生検)

 

細胞診では判別が難しいものや
悪性の疑いがあると結果が出た時に、

 

乳癌であるか判断するために
行われる検査です。

 

組織芯では細胞のかたまりを取り出すので
より確実な診断を付けることが可能です。

 

針生検では、専用の針をしこりにさして
組織を切り取って検査します。

 

針生検での検査が行われるのは
乳癌検診でしこりが見つかった場合です。

 

針生検は取り出せる組織の量は
多いですが、マンモグラフィ検査

 

などで見つかった小さな病変の場合には
組織を取り出すのが難しくなります。

 

針生検で取り出せないほど小さな
病変にはマンモトーム生検を行います。

 

針生検を行うのは危険ではないのか?

 

乳房のしこりに直接針を刺して
組織を取り出す検査と聞いて

 

不安に思う方も
多いのではないでしょうか。

 

実際に、針を刺すことによって
癌細胞が周囲に広がるのではないか、

スポンサーリンク

針の通った経路に癌細胞が
残って繁殖するのではないか、

 

針を刺した後に血種が
できてしまうのではないか

 

などの不安の声は検査前には
よく聞かれているようです。

 

針を刺すことには
確かにリスクもあります。

 

細胞は傷ついたり刺激を受けると
回復していく傾向があり、
癌細胞にも同じような傾向があります。

 

そのため、針の経路に癌細胞が
残る可能性はゼロではありません。

 

しかし、針の経路に残った
癌細胞は自然に死滅する
可能性が高いです。

 

また、針を刺した部分にできる
血種は自然に吸収されるため
心配することはありません。

 

むしろ、このようなことを考えすぎて
必要な検査をしないほうが、

 

治療を受けることができずに
苦しい思いをしてしまう
原因となることでしょう。

 

どんな検査にもリスクはありますが、
そのリスクも、今後の治療の

 

ためには必要なリスクと
言っても過言ではありません。

 

針生検で乳癌が見つかる確率は?

 

針生検では実際に組織を
採取して検査をするために
かなり正確な診断ができます。

 

針生検をした人の中で
乳癌と診断される方は

 

日本人の場合で、
15〜30%と言われています。

 

乳房のしこりはほとんどが
良性の乳腺症などのしこりです。

 

しこりがあるからと言って
必ずしも乳癌とは限らないということです。

 

針生検はかなり精密な検査になりますが、
外来で検査できるので
検査のための入院は必要ありません。

 

検査をして乳癌だったらどうしよう、
と心配してなかなか

 

精密検査に踏み切れない方も
いるかもしれません。

 

しかし、乳癌は早期発見により
予後が大きく変わってきます。

 

勇気をだしてできるだけ早く検査しましょう。

スポンサーリンク