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乳癌手術ができない症状とは?

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ここでは、「乳癌手術ができない症状」
についてお話します。

 

乳癌の患者数の増加や体験談ブログなどで、
がん検診や治療方法、

 

患者体験談などの情報を
目にする機会が増えています。

 

しかし、今も乳癌治療は手術という
イメージを持つ人が
多いのではないでしょうか。

 

今回は、乳癌治療における手術の適応と、
できない場合についてお話します。

 

乳癌の治療方法

 

乳癌は、以前まで手術療法が主体でした。

 

しかし、現在は、手術療法と薬物療法、
放射線療法を組み合わせることで

 

目に見えている癌だけでなく、
目に見えない癌細胞を根絶することを
目標とするようになりました。

 

そのため、

 

「手術できない」

 

と医師に言われたとしても、

 

それは

 

「手の施しようがない」

 

という意味ではありません。

 

手術ができない場合とは

 

それでは、手術が
適応にならない場合とは
どんな場合が考えられるでしょうか?

 

1.今すぐは手術ができないが、
  後になって行える場合

 

これは、しこりがあまりに
大きい場合が該当します。

 

ステージ分類でいうと、
ステージ3bや3cになります。

 

この場合は、主に化学療法を先に行い、
腫瘍が小さくなれば
手術を行う事が可能になります。

 

2.手術を行う事にメリットがない
  と考えられる場合

 

代表的なものに、遠隔転移のある
ステージ4の状態があります。

 

繰り返しになりますが、乳癌治療は
手術療法や薬物療法などの

 

複数の方法を用いて総合的に
乳癌の根治や症状に対応することが目標です。

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他臓器に転移している場合、
乳房にあるしこりだけを手術で取っても
病気の治療にはなりません。

 

むしろ、癌細胞が更に全身に
散らばってしまう可能性すらあります。

 

3.手術そのものに耐えられない場合

 

これは、ケースとしては少ない
と思われますが、年齢や持病など

 

総合的に判断して麻酔を始め
一連の手術自体が身体に負担になる場合です。

 

例えば、かなりの高齢者で
寝たきりに近い健康状態、

 

乳癌自体も相当な時間をかけて
大きくなったという進行が遅い例は

 

手術をするメリットとデメリットを
よく検討する必要があります。

 

しかし、最近は医療技術も
発達しているため、

 

例えば肺に持病があるといった場合は
規模の大きい病院で対応できることが多いです。

 

ステージ4であっても手術を行う事がある

 

遠隔転移のあるステージ4であっても、
例えば癌が乳房の表面に

 

出てきてしまっている場合は
手術で切除を検討することもあります。

 

乳癌は進行すると、
腫瘍が乳房の表面に出てきてしまい、

 

そこから出血したり悪臭を
放ったりしてしまうことがあります。

 

それは患者の生活の質に
著しい影響を与えてしまうため、

 

化学療法などを行いながら、
手術療法の可否、時期について検討します。

 

乳癌の手術療法は、
乳癌治療を総合的に見て検討がなされます。

 

「手術ができない」

 

と医師に言われたとしても慌てず、
今現在の病気の状態、
今後の治療方針といった

 

医師の見立てについて
しっかり話を聞くことが大切です。

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