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乳癌ステージ2aの時とは?

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ここでは、「乳癌ステージ2aの時」
についてお話します。

 

乳癌は、早期であるほど
完治が見込める癌のうちの一つです。

 

現在、それぞれの癌ごとに、
腫瘍の大きさや転移の

 

有無などから総合して
病気の進行度が分類されています。

 

これを病期、ステージと言います。

 

乳癌の治療法を決めるうえで、
ステージ分類は
非常に重要な指標となります。

 

生存率にも大きく影響します。

 

病期には、ステージ0から
ステージ4までの分類があり、

 

今回はその中でもステージ2a
についてお話します。

 

乳癌におけるステージ2

 

乳癌では、ステージ2の
定義は次のようになっています。

 

・ステージ2a期

 

リンパ節転移のないしこりが
2〜5センチの大きさ、

 

もしくはリンパ節転移のある
しこりが2センチ以下の大きさの状態。

 

ちなみに、ステージ2には、
2bというのもあります。

 

・ステージ2b期

 

リンパ節転移のある、しこりが
2〜5センチの大きさの状態。

 

ステージ2aの乳癌治療

 

原則として手術療法、
もしもホルモン受容体陽性タイプの

 

乳癌であれば術後にホルモン治療を
5年間、もしくはそれ以上行います。

 

ホルモン受容体が陰性であれば、
手術の前後に再発予防目的の
抗がん剤治療を行います。

 

手術療法には、
乳房の全摘術と温存術があります。

 

ステージ2の中でも
腫瘍が大きい場合は、

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癌をきちんと取り切ること、
術後の整容の面から
全摘術を勧められる割合が高くなります。

 

もしも全摘術を選択した場合は、
術後のどこかで
乳房再建術を行います。

 

温存術を選択した場合は、
再発予防のために
放射線治療が必須となります。

 

それぞれの治療には副作用を伴いますが
放射線療法やホルモン療法の
副作用は比較的軽く済む事が多いです。

 

抗がん剤治療に関しても、
現在吐き気などの副作用に対して、

 

症状を和らげるための様々な
薬が発売されています。

 

ステージ2aの余命

 

乳がんのステージ2a期の
5年生存率は、約90%です。

 

厳密な早期癌はステージ1までですが、
ステージ2であっても比較的余命は
長く保つことができるとされています。

 

再発の確率で言うと、
ステージ2の場合は
30%〜40%と言われています。

 

このデータには
ステージ2bも含まれています。

 

乳癌のステージ2aは、
正式には早期癌の
分類ではありませんが、

 

それでも場合によっては
乳房温存術を選択できますし、

 

術後の5年生存率も90%程度と
比較的高い数字と言えます。

 

早期癌ではなかったと悲観せず、
選択できる治療方法や、

 

今後の再発に関する主治医の
見立てなどについて

 

しっかり話を聞いて
治療に取り組むことが大切です。

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