乳がんのしこりで大きさとは?
ここでは、「乳がんのしこりで大きさ」
についてお話します。
乳がんでしこりの大きさが
大きいと悪性の可能性が高いの?
乳がんと言えばしこりが
一般的な症状でもありますね。
では、しこりの大きさによって
良性と悪性の違いがあるのでしょうか?
今回は、しこりの大きさで乳がんかどうか
判断できるのかどうか
についてまとめてみました。
胸に小さなしこりが出来た場合、
乳がんの可能性は?
近年増加傾向にある乳がん患者。
自宅でセルフチェックを行っている人や
定期健診を受けている人は多いですよね。
乳がんは自分で発見しやすい癌でも
ありますので、定期的にセルフチェックを
行うことが早期発見に繋がります。
では、胸に小さなしこりを
見つけた場合はどうでしょう?
しこりを見つけた時点で
「乳がん?それとも小さいから良性の腫瘍?」
と、少し不安になることもあります。
ここで大切なのが、
しこりの大きさについてです。
「しこりが小さい場合は乳がんではない」
と、思い込んでいる人もいるようですが、
実はそうとは言い切れません。
癌細胞は最初は目に見えないほど
とても小さな状態で、この癌細胞1個が
時間をかけて増殖を繰り返し、
1つの腫瘍を作り出します。
もちろん増殖を繰り返すわけですから、
大きさもどんどん大きくなっていくんですね。
ですので、しこりの大きさで乳がんか
どうかを判断することは困難なのです。
しこりを発見した時点で、
すぐにでも乳腺外来で
診てもらうことが大切ですね。
良性のしこりと悪性のしこりの違いは?
胸にしこりが出来たからと言って、
全てが乳がんと結びつくわけではありません。
しこりの中には良性のしこりも多数あります。
悪性のしこりになると、
硬い石ころのような感じで、
表面が少しデコボコとしているように感じます。
また、しこりの境目もあやふやで、
しこりの形自体も整っていないことが多いです。
その他にも、触った時に指で押してみても
しこりが動かないなどといった
症状がみられます。
その一方で乳腺症と呼ばれる良性のしこりは、
乳がんのような悪性のしこりと比べると
少し柔らかく、生理前などに張りや
痛みを感じることがあります。
乳腺繊維腺腫と呼ばれる良性のしこりは、
特に弾力性が強く、指で押したときに
よく移動するのが特徴的です。
良性と悪性のしこりの違いは
もちろんあるのですが、
素人判断で決めつけてしまうのは
良くありません。
しこりを見つけたら、
必ず乳腺外来を受診するようにしましょう。
このように、胸に大きなしこりを
発見したからと言って、
それが全て乳がんに
繋がるわけではありません。
しこりの大きさが小さくても、
乳がんの可能性はあるのです。
そのため、少しでも早期発見に繋がるよう、
自宅で月に1回はセルフチェックを
行うようにしたり、
年に1度は乳がん検診を
受けに行くように心がけましょう。