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乳癌の痛みはどんなものなの?

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ここでは、「乳癌の痛みはどんなものなのか」
についてお話します。

 

近年、芸能人で乳癌を患う方も多く、
世間的に乳癌には
大きな関心が寄せられていますね。

 

ニュースを見たり、
乳がん検診の広告を見た時に

 

「自分は大丈夫なのだろうか?」

 

と、不安になっている方も
多いのではないでしょうか?

 

乳癌の初期症状の特徴はしこりですが、
乳房に痛みを感じると

 

「乳癌なのではないか?」

 

と考える方も多いと思います。

 

今回は乳癌の痛みとは
どのようなものなのかご紹介します。

 

痛みの出るタイプの乳癌とは?

 

実は初期症状で痛みが
出ることは非常にまれです。

 

乳房に痛みがあるからと言って
必ずしも乳癌というわけではありません。

 

乳癌は痛みがない癌としてよく知られており、
そのため発見が非常に難しいとされています。

 

ですが、稀に乳癌でも
痛みを伴う場合があります。

 

「炎症性乳癌」

 

という種類の乳癌では
乳頭周辺の皮膚に炎症を起こし、

 

熱をもってチクチクと
痛みを発生させることがあります。

 

炎症性乳癌は乳癌全体の
約1%ほどと言われている
非常にまれなケースです。

 

乳頭周辺に発生し、はっきりとした
しこりが見当たらず
皮膚の赤みや腫れがみられます。

 

炎症の原因は癌細胞が乳房の
リンパ管の流れを妨げることによります。

 

乳房だけではなく脇の下のリンパ節が
腫れたり、腕がしびれたり
することもあります。

 

痛みの原因は腫れたリンパ管が
周囲の組織を圧迫することです。

 

乳腺炎と症状が似ているため
見逃されてしまうことも多く、
発見の難しい病気です。

 

炎症性乳癌の治療とは?

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炎症性乳癌は進行が
早く転移しやすい癌です。

 

また、前述したように発見が難しいため、
炎症性乳癌だとわかった時には

 

すでにほかの組織に転移
してしまっていることもあります。

 

そのため、炎症性乳癌の場合、
腫瘍の全てを摘出することが難しいため、

 

初めから手術をするということは
まずありません。

 

炎症性乳癌の治療は化学療法が基本となり、
その後放射線療法を行うことが多いです。

 

化学療法と放射線療法のあとに
手術で腫瘍を切除することはあります。

 

近年では治療薬の研究が進み、
化学療法の成果が現れやすく
なっていると言われています。

 

治療薬の効果や予後には個人差が
ありますが、早期発見が
非常に大切になります。

 

乳房に痛みがあっても癌ではない場合

 

乳房に痛みがあるとき、
多くの場合は癌ではなく
乳腺炎である場合が多いです。

 

乳腺炎とは授乳中の女性に多く、
乳腺が詰まってしまうことで

 

炎症を起こして痛みや発熱を
起こしてしまう症状を言います。

 

乳房にチクチクと痛みがある場合、
乳腺炎である可能性もあるので
早めに婦人科を受診しましょう。

 

一般的に乳癌は痛みを伴わない癌
として知られていますが、

 

乳癌の中にも痛みがある
タイプの癌も存在します。

 

痛みがあるからと言って

 

「乳癌ではない」

 

と自己判断してしまうのは
非常に危険ですので、乳房に異変を

 

感じた場合にはできるだけ
早めに受診しましょう。

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