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乳癌で放射線治療後の痛みとは?

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ここでは、「乳癌で放射線治療後の痛み」
についてお話します。

 

乳癌治療は、手術療法だけでなく
薬物療法や放射線治療などを
組み合わせて行います。

 

手術や化学療法については
なんとなく知っている
という人もいるでしょう。

 

そこで今回は、放射線治療と
副作用についてお話します。

 

乳癌治療における放射線治療

 

乳癌治療における放射線治療は、
主に再発予防目的に行います。

 

この場合の対象者は、
乳房温存術後の患者です。

 

乳房内や近くの脇のリンパ節に
癌細胞が隠れている
可能性があるからです。

 

この他に、骨などに転移した
痛みがある場合や、

 

骨への転移により麻痺が進行している場合、
脳転移などによる症状がある場合など、

 

様々な症状の進行を抑える
目的で行う時もあります。

 

放射線治療後の副作用

 

乳癌治療における放射線治療の
副作用は軽く済むことがほとんどです。

 

副作用には次のようなものが挙げられます。

 

1.皮膚炎

 

照射をした場所の皮膚が、
日焼け後のように赤くなったり
かゆくなったり、

 

場合によってはヒリヒリとした
火傷後のような痛みを感じたりします。

 

しかしこれも、服がこすれると
気になるという程度のもので、

 

処方される軟膏を塗ることで
対応できる範囲です。

 

2.だるさ

 

疲れやすい、だるい、
気力が出ないと感じる人もいます。

 

これは放射線治療そのものと、
連日の通院による疲労の影響もあります。

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治療中に無理な運動はせず、
疲れている時は無理せず休みましょう。

 

だるさは、治療が終了すればおさまります。

 

治療期間

 

温存術後の照射の場合は、
原則として外来での通院治療になります。

 

月曜日から金曜日まで毎日行います。

 

25回もしくは30回で行うため、
5週間から6週間かかります。

 

これ以外に、治療開始前に
放射線治療医師から話を聞いたり、

 

治療計画を立てるための
画像検査を行ったりしますので、
実際は更に1週間ほどかかります。

 

放射線治療は、規定の放射線量を
当てることで
治療効果を発揮するため、

 

一度開始したら最後まで
やり遂げることが重要です。

 

もしも仕事などの都合が
どうしても調整できない場合は、

 

事前に放射線治療医師に
必ず相談してください。

 

乳癌治療における放射線治療の副作用は
軽微なものがほとんどです。

 

手術後のような痛みはありませんが、
皮膚がダメージを受けることによる

 

日焼け後のようなヒリヒリとした
痛みを感じることはあります。

 

しかしこれも、放射線治療を開始して
後半の期間に出現するもので、
程度も軽いものです。

 

放射線治療を行う前から、
痛みなどの副作用を
怖がる心配はありません。

 

もし治療中に気になる症状が出現したら、
遠慮なく放射線治療医師や技師、
看護師に話してみましょう。

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