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乳癌手術をしない時とは?

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ここでは、「乳癌手術をしない時」
についてお話します。

 

「乳癌の治療といえば
手術をしなくてはならない」

 

と考える方も多いのではないでしょうか。

 

テレビや雑誌では、
乳癌のために乳房を全摘出して

 

再建する手術を受けたという
芸能人のニュースも
よく見かけますよね。

 

しかし、乳癌の治療には手術だけではなく、
抗がん剤を使った薬物療法や

 

放射線照射で癌細胞を減らす
放射線治療も行われています。

 

今回は手術以外の乳癌治療法と
手術をしない場合についてご紹介します。

 

乳癌の手術以外の治療法とは?

 

乳癌の手術以外の治療法は
放射線療法と化学療法の主に2つです。

 

乳癌の治療は基本的には手術療法、
放射線療法、化学療法を
組み合わせて治療します。

 

癌の進行具合や患者の
年齢によってそれぞれに合った
治療法が選択されます。

 

今回は手術以外の治療法、つまり
放射線療法と薬物療法について紹介します。

 

・薬物療法

 

薬物療法は手術の前に腫瘍を小さくしたり、
手術後に、とり切れなかった
癌の広がりを抑えるために行われます。

 

薬物療法にはホルモン療法、
化学療法、分子標的療法があり、

 

癌細胞の特徴に合わせて
薬剤が選択されます。

 

女性ホルモンの影響で
増殖してしまうタイプの
癌細胞に対してはホルモン療法を行い、

 

女性ホルモンの働きを抑制して
癌細胞の増殖を抑えます。

 

ホルモン療法の副作用としては、
女性ホルモンの働きを
抑制することによって

 

更年期障害のような
症状が出ることがあります。

 

全身に癌細胞が飛び散って
しまっている場合には化学療法と言って

 

抗がん剤を使用した
薬物療法がおこなわれます。

 

化学療法は癌細胞だけではなく
正常な細胞も傷つけてしまうために
感染症にかかりやすくなったり、

 

髪の毛が抜けてしまう
などの副作用があります。

 

分子標的療法は癌の増殖因子を
ターゲットにして効果を発揮する
薬剤を使用した薬物療法です。

 

正常な細胞にはほとんど影響がなく、
副作用が比較的少ないことが特徴です。

 

稀に発熱や悪寒が現れることがあります。

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・放射線療法

 

放射線療法は手術の際に温存した
乳房やリンパ節で癌が再発するのを

 

防ぐために放射線照射を行い、
癌細胞の増殖を抑える治療法です。

 

副作用としては皮膚の炎症や
食欲不振などが現れます。

 

手術をしない場合とは

 

乳癌の治療の基本は癌に侵された
部分を切除する手術療法になります。

 

癌の進行具合に合わせて手術と
それ以外の治療法を
組み合わせていきます。

 

乳癌初期の場合には
乳房の部分切除術と術後の
放射線療法と薬物療法、

 

進行してくると術前にも薬物療法を行い、
術後にも薬物療法と
放射線療法を行います。

 

しかし、ステージ4と言って
乳癌が進行して末期状態になると
手術ができないことがあります。

 

また、乳癌と告知されたときから
あえて治療をせず、

 

対症療法で症状に対処する方法を
選択する方もいます。

 

手術をしないことを選択する理由としては、
抗がん剤の副作用で苦しむのなら
あえて治療せずに余生を楽しみたい、

 

手術で乳房をなくしたくない、
自然な流れで生きていきたい

 

などの理由を語る人が多いようです。

 

自分の理想とするライフスタイルを
優先し、最期まで自分らしく生きる
という選択をされる方も少なくないです。

 

乳癌は末期になると癌性疼痛
という強い痛みを感じます。

 

癌性疼痛に対してはモルヒネなどを
使用して対処していくことになります。

 

希望によっては手術をせずに薬物療法と
放射線治療のみを受けることも
可能である場合もあります。

 

自分の生き方と家族の希望をよく話し合い、
主治医とよく相談してみましょう。

 

乳癌の手術によって
腕が動きにくくなったり、
乳房が変形したりと

 

乳癌の治療によって精神的な
苦痛を感じる方も多いです。

 

自分のライフスタイル、
希望する治療方針については
医師にきちんと伝えることが大切になります。

 

治療の選択肢はさまざまですので
よく考えてみましょう。

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